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〜荒木飛呂彦先生執筆25周年特別プロジェクト〜
ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド共同記者発表会
レポート
(2006/09/13)
更新:2006/10/14
作成:2006/09/13
ウルトラジャンプの「JOJOプロジェクト発表会」に行ってきました。
開始は14時でしたが、受付が13時だったので早めに行く事に。
エレベーター前に案内板があったので写真に撮っておきました。
エレベーター前にあった案内板
会場への直通エレベーターに乗り込むと一人の男性が乗ってきました。
どこかで見たことあるなぁ、と思っていたらスピードワゴンの小沢一敬さんでした。
小沢さんはジョジョの大ファンで、コンビ名のスピードワゴンはジョジョの登場人物から取っている事が有名です。
芸能人オーラをOFFにしていたようで一瞬分かりませんでした(^^;
軽く挨拶しエレベーターを降り会場へ。
エレベーターホールには「劇場版ファントムブラッド」「PS2版ゲーム」のパネルとウルトラジャンプから送られた花が飾られていました。
念の為スタッフに撮影していいか聞いてみると、この階の撮影はすべてダメとの事。
諦めて受付へ。
受付では身分証の提示を求められました。
招待状に書かれていた番号と身分証明書の氏名を確認していたようです。
招待状には身分証の提示については何も書かれていなかったので、身分証を持ってこなかった人はどうなったんだろう?
招待状の転売対策だとは思いますが。
受付で紙袋と「招待者」のカードを下げるネックストラップを貰ってホールへ。
ホールには以下のモノがありました。
・PS2版ゲームの試遊台が3台分
・原画パネル9枚(すべて発表済みのモノ)
・劇場版パネル1枚
・発売予定のフィギュアが全種類?
・1/1石仮面
とりあえず席を確保する為に会場内へ
会場座席は前後に分けられており、後ろが招待者用の50席、前が同じ50席程でプレス専用でした。
席を確保して正面スクリーンを見ると、両側には劇場版ファントムブラッドの大型ポスターが飾られていました。
座って紙袋の中を確認すると以下のモノが入ってました。
・ジョジョの奇妙な冒険コミックス第一巻
第68刷だったので有名な誤植は修正済
「何をするだァーッ」→「何をするんだァーッ」
・PS2版「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」チラシ
ゲーム店用ポスター?かなり大きい
幅はA4よりも若干大きい
・PS2版チラシ(表/裏)
表:描き下ろしのジョナサンとディオ、石仮面
裏:ゲームの解説など
・カードゲームプロジェクト告知チラシ
「2007年疾走予定」と書かれていました
・「HGIFシリーズ ジョジョの奇妙な冒険」ガシャポン(入っていたのはディオでした)
コミックスまで入っているとは・・・結構豪華です。
*写真はもちろん自宅に帰って撮った物です
ホールへ向かうとPS2ゲーム試遊代が空いていたのでプレイしてみる事に。
1台に付き一人スタッフが付いてプレイ方法を説明してくれました。一人10分プレイ出来るようです。
また、モニタの下にはコントローラー操作方法が貼ってありました。
左スティック:移動
右スティック:カメラ(視点)移動
□ボタン:通常攻撃
△ボタン:波紋攻撃
×ボタン:ポージング(体力回復など)
○ボタン:回避
R1ボタン:ズームパンチ(溜めで威力アップ)
R2ボタン:ゲージMAX時に必殺技
L1ボタン:近くの敵に正面を向く
L2ボタン:(忘れました・・・)
デモ版の為か遊べるステージはステージ11「罠への招待」のみ。
ステージクリア/タイムアップ/ゲームオーバーで次の人と交代する事になっているようでした。
操作キャラクターはジョナサン/ツェッペリ/スピードワゴンの3人が選択可能でしたが、とりあえず主人公のジョナサンを選択。
ステージ11「罠への招待」はディオに操られた村の子供ポコがジョースター一行を騎士ゾンビの所へ連れて来る場面です。
デモにディオが登場しますが、ステージの相手は騎士ゾンビのみ。
デモの間に必死に操作方法を覚えてゲーム開始。
しかし、コンボやズームパンチ、必殺技の使い方がよく分からず敢え無くタイムアップ。
他の人のプレイを見ていると連続技や必殺技をバンバン決めてステージクリアしている人も。
発表会開始まで展示物を見て回る。
展示物にはPRESS以外撮影禁止と注意書きがありました。
14時前に着席
プレス席の人が紙袋の中身を出しているのが見えていました。
私のには入っていなかった劇場版ファントムブラッドの資料も入っていたようです。
音楽が鳴って開始。
まずはメインスクリーンに「s-manga.net ジョジョの奇妙な冒険」の第一部ムービーが流れました。
サイトのフラッシュムービよりかなり綺麗に修正されてました。
司会進行の女性が登場。
続いてウルトラジャンプ編集長 伊藤氏が登場
・荒木先生は2006年で漫画化生活25周年で、ジョジョの連載から20年目にあたるので、いくつかのプロジェクトを集中的に行う
・10/26にPS2用ゲーム「ファントムブラッド」発売
・2007年3月頃「劇場版 ファントムブラッド」公開
・第七部にあたるSBRについては映画の公開時期に合わせて集英社全体として映画の公開時期に合わせる形で大きなサプライズを用意する予定
報告出来るほど確定してないが例えば記念本とか(新情報?)
・続報はウルトラジャンプやWEB、集英社雑誌等でで順次公開
PS2用ゲーム「ファントムブラッド」紹介
・ゲーム紹介映像(PV)
CM中のナレーションは「サザエさん」のアナゴさんや「ドラゴンボール」のセル役の人。
3分近い長編なので本日の為に用意された映像かも。
ストレイッツォ/ダイアーの二人は使用確定。
トンペティが動いている場面も。
「悪の帝王モード」ではディオが使用可能。
ワンチェンやジャックの画面もあったので、もしかしたら使えるのかも(不明)
各キャラの台詞が織り交ぜられた非常にカッコいい映像。
最後は「そこにシビれる!あこがれるゥ!」と叫んでる声が聞き取れました(笑)
・未公開CM1/ゲーム編
ゲーム画面メイン
・未公開CM2/ダルマさんが転んだ編
PS2版ファントムブラッド公式サイトで募集していたエキストラが多数登場
”だるまさんがころんだ”でポージング。
15秒バージョン?
・未公開CM3/ダルマさんが転んだ編
エキストラ使用の30秒ロングバージョン?
以上、4種類のムービはPS2版ファントムブラッド公式サイトのCMリストに公開されました(2006/10/2)
続いてディオ役の声優・緑川光さん登場。
・先ほど上映された映像はリハーサルの時に見て
「ハートが震えた」
・声の収録は一人(みんな別々)
・(当たり前だが)収録は既に終わっている
・ゲームは人並みよりはちょっとやる
・台詞は戦闘シーンが多く大変だった
「久しぶりに喉の奥に血の味を感じた」
・1/1石仮面をかぶってみたい
・司会の人が「ゲーム版だけではなく劇場版のディオ役にも決まったそうですね?」との問いに
「どうなんでしょう?」とこの場で初めて聞いたのかちょっと困った返答
司会の人がちょっと強引に「おめでとうございます」
・プレスやファンに向けて「是非お買い求めになってプレイして頂けると幸いです」
劇場版「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」
世界初公開映像公開
・キャラクターの台詞などは一切なし
・雷とチベット(?)の僧達の映像から始まり戦闘シーンなど
・短く15秒程度
劇場版 羽山監督登場
・CGとかいい感じに仕上がっている
・あえて一箇所上げるとすると、クライマックスの所を注目して欲しい
・原作の第一部を90分に収めるのは大変
・音響関係はビデオシリーズ第三部アニメに引き続いてスカイウォーカーサウンド
・彼らは「僕ら程ジョジョの音楽を知ってる人間はいないんだ」
という事を言っていたらしい
・キャラクターの動きは原作の、体の線が流れるような
しなやかなラインを上手く取り入れられれば、と意識しているが難しい
・劇場版は大きく分けて「少年時代」「青年時代」「対決編」の3つのパートに分かれている
・過去のビデオ版では作画監督として参加していた
・ジョジョは監督にとって原点
・ファンに向けて
「公開に向けてスタッフ全員、全力を尽くして頑張っているので是非期待してください」
監督は引き続き残りトークセッションへ。
ゲストの座席設置
座席のセッティングが終わり、司会からトークセッションのゲスト、荒木先生とお笑いコンビ・スピードワゴンが呼ばれる。
荒木先生はグレーのスーツに薄いパープルのネクタイ、胸にはピンクのポケットチーフとフォーマルな出で立ちでした。
スピードワゴンの二人もスーツ。
スピードワゴン井戸田さんが「さぁ、問題です。誰が荒木飛呂彦でしょうか?」と、まず軽くひとすべり(笑)
スピードワゴン小沢さんは荒木作品を全部揃えてるぐらいのファンなのでかなり舞い上がってる感じ。
*以下、特に指定がない限りは荒木先生の発言です
・ジョジョが20年も経ってると他人の作品みたい
・キャラクターとかも忘れてる
・絵も変わってるので(第一部の)ポスター描いてくれって言われるのも本当に辛い
・一番思い入れのあるキャラは第四部の仗助
・魔少年ビーティの”ビーティ”は寺沢武一のイニシャル”BT”から取った。寺沢さんが大好きで
・お金に困った事はない
・年齢は46
・高校の時から漫画を描いていて手塚賞を受賞
・小沢さんの嘘情報
手塚賞で貰った賞状をすぐ床で丸めた噂を聞いた
→それはないが、あがってたらやってたかも
・芸人コンビ・スピードワゴン結成の話で
「何でスピードワゴンなんですか?ワンチェンとか」
小沢さん「スピードワゴンの台詞が好きだから」
・仙台から原稿をFAXで送ってたのはデビュー当時だけ
・小沢さんがバンドの「クラッシュ」が好きで、「セックス・ピストルズ」が正義の味方で「クラッシュ」を敵で描いてると指摘
→ このバンドが好きだから味方ではなく名前の意味が合ってないといけない
・ジョジョが産まれたきっかけは、当時「バオー(来訪者)」を描いていて肉体を追求していた。
それの延長で、どういう人が一番強いのかと言うのをテーマにしたのがきっかけ。
・小沢さん情報
フットボールアワーのボケの岩尾君が前やっていたコンビ名は「ドレス」。
「バオー来訪者」の敵の組織名から来ている。
小沢さん「荒木先生の影響はすごい」
・ポージングはイタリア美術の影響で”現実にありえない構図”を追求している
・最近それを真似する人がいるっていう、ありえないんですよ
→ 小沢さんがポージングをしてみせる
「僕らも真似して立ってますよ」
・ネタ作りは「ファミレスのジョナサン」(当時の話)
「(最近は?)ロイヤルホストだったりするけど」
・ジョナサンでやってるから”ジョナサン・ジョースター”
・デニーズだったら”デニーズ・ディオ”とか・・・
・ディオの由来はバンドの”ロニー・ジェイムス・ディオ”とイタリア語で神様みたいな意味を兼ねている
・”飛呂彦”はペンネーム
・小沢さん「漫画のスピードワゴンは大金持ちになり主人公の家族をバックアップしている」
井戸田さん「僕らをバックアップしてくれる人は見つかってない」
→ 司会に「へーなるほどねー」と軽く流される
・劇場版の話で小沢さんが「お願いします!」と土下座しだす
・脚本を読んだが(漫画の)スピードワゴンは時間の都合上カットされてる
→ 井戸田さん「出てこないと2部3部ややこしくなるじゃないですか」
・ワンチェン辺りだったら?
→ 小沢さん「二人で一人!?」
・ここまで監督は完全に放置されていた
→ 監督「何か考えないといけないですねー」
「ちょっと考えておきます。後ほど」
・荒木先生「(映画は)僕の管轄じゃないんで」
監督「(僕は)実はそんな権限はないんで」
・小沢さん「5部を撮る時はミスタの役を、いいですか?」
第四部以降の話に代わって
・第三部はアタックしてくる敵で、待ってるタイプの敵のアイデアが余った
それらを集めて街を作った。それが第四部
・漫画家 岸部露伴と仗助の関係は「近所の人」
・初対面の人が遊びに来ると(荒木先生の事を)岸辺露伴だと思ってガチガチでやって来たりする
全然キャラクターは違うという事を言っておきたい
・時間を操れる能力は最強
各部の最後の敵が時間に関係する能力なのは偶然
・一週間の内、二日は休む
休もうと思って描く
仕事の日は朝11時〜1時までずーっと描いてて筋肉痛になったりする
締め切りを守らないとドンドン自分の首を絞めていく
・小沢さん「○樫先生聞いてますか?」
→ 荒木先生「僕が怒られるんですけど」(笑)
・作品のテーマは「人間を肯定して描いていく」
悪い人も肯定する。殺人鬼も立派に生きている。
立派な人同士で戦うとどうなるんだろうかというテーマ
・敵では”吉良吉影”が一番好き
身近な感じがしていい
・監督「僕も原作のファンで(原作の)スピードワゴンが出なくなったのは本当に心苦しい」
・SBRは旅を通じて人間がどう成長していくかがテーマ
・SBRの悪いヤツは一人ぐらい。大統領
・小沢さん「聖人は僕の思ってる人ですか?」
→ 荒木先生「そうですね」
・スタートとゴールの敵の能力とキャラクターは決めている
途中は読者の反応とか色々
・四部の時は主人公は負けると思った
運命みたいなものがある
描いててそっちに行かざるを得ない(主人公の行動が)
・SBRではどのキャラクターもいい
ルーシーっていうのもいい
残り時間も少なくなって・・・
・小沢さん「ジョジョの奇妙な冒険を読んですごく後悔してるんです」
「こんな素敵な漫画読んだら他の漫画読めなくなるぜ」
→ 井戸田さん「あまーーい!」(定番の持ちネタ)
・20年前に描いた作品が突然こういう形になるのはわが子を嫁にやるような気持ち
読者の皆様と取材に来てくれている皆様に感謝したい
・監督「大切に作って行きたいと思いますので楽しみにしていてください」
本日のプログラム終了
ゲストはプレスの囲み取材があるので関係者以外は会場を出る。
劇場版に(原作の)スピードワゴンが登場しない事や未公開CMの事は伏せようかとも思ったんですが、翌日には各メディアサイトにバンバン情報が出てるのでそのままにしました
ホールに出るとゲームの試遊台が空いていたので今度はツェッペリでプレイしてみる。
二度目なので必殺技も決まるようになった。
ちゃんと敵の近くで敵に向いてないと発動せずに失敗になるようだ。
必殺技発動後、右スティック回転しゲージを溜めるとさらにラッシュに移行。
□ボタン連打でラッシュが続く模様。
囲まれてる場合は必殺技発動後周りの敵も巻き込んで大ダメージ。
今度は比較的楽にステージクリア。
ゲームを次の人に交代した辺りで緑川さんが帰っていくのが見えた。
緑川さんは荒木先生から「ディオのイラスト入りサイン」を貰ったそうです。
うらやましいっ!
人のプレイを見て気付いたのは誰もゲームオーバーになっていなかった事。
アクションが苦手な人の為に長く遊べるよう調節されていたのではないだろうか?
そういえば沢山攻撃を喰らってもあまり体力ゲージが減っていなかった。
しかも、必殺技を2,3発当てても死なないゾンビもいたので上手な人でもクリアするのに結構時間がかかっていた。
誰でも長く遊べるよう調節してあったに違いない。
そんな事を考えていると会場から沢山人が出てきた。
もしかしてフォトセッションは見学出来たんだろうか?
ゲームしてるよりそっちの方がよかった・・・
しばらく展示物や人のプレイを眺めていると、わっと人の波が一方向に流れていくのが見えた。
どうやら荒木先生が取り囲まれている様子。
あっという間に人の壁が出来上がって近づくどころか隙間から先生の顔がちょっと見えただけでした。
サインを貰おうとしている人がいたようだが、一人にあげると収拾が付かなくなるので丁寧にお断りしていたようです。
代わりに近くの人には握手をしていたようですが、なかなか帰してもらえなかった模様。
スゴク贅沢を言えば、お土産のコミックスにサインが入っていればあんな混乱もなかったと思います。
もちろん
100冊以上サインするのは無理だと思いますけど(^^;
先生が帰った後、ゲーム試遊台の一つにカメラと派手なリアクションを取っている人が来て撮影をしていた。
見たことはあったが誰だか分からなかったので帰って調べると「末高 斗夢」という芸人さんで、スピードワゴンの後輩らしい。
CMにでも使うんだろうか。
リアクションばかり取っていてコントローラは殆ど操作はしていなかったが、画面をよく見ると敵が攻撃して来ない。
やはり、こっちが動かないと相手も攻撃しないよう調節してあったようだ。
(この人用にソフトを入れ替えたりはしていない)
16時で会場を撤去するとの事なので帰宅。
そういえば貰ったチラシの中で2007年予定の「カードゲームプロジェクト」については誰も触れていなかった。
ファンの為のイベントとはちょっと違い本当の記者発表会に参加しているようだったので面白い体験が出来た。
荒木先生や緑川さん、スピードワゴンも見る事が出来たので本当に幸運だった。
記憶とメモを頼りに書きましたが誰かの参考になれば幸いです。
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